竹尾稠
竹尾の歴史はグラフィックデザインと共に歩んでまいりました。50のファインペーパーについて、50人のクリエイターの方々に紙に対する思いを込めて語っていただくとともに、実際に50枚のファインペーパーを綴込みました。紙とクリエイション、そして製本技術の粋を尽くしたこの本は、創業100周年記念にふさわしい一冊となりました。

すずき　様

本の本の特設展で購入したイタリアのデザイン本です。
せっかくなので今回の展示と似た本を持ってきました。
この本も本の本です。

谷田宏江　様

「手帖」とあるように、本というよりも幸田文さんが、日々の生活の中での気づきを書きつづったもの。日本人の美しく生きてきた姿が“生活”として描かれています。これは生活感であり、生活観なのです。

村上祥基 様

ページをめくる度、紙は指紋に引っ掛かり、指の腹は汗をかく。
文章を読んで、心が汗ばむ。

きのとりこ 様

『ルリユールおじさん』は以前から欲しいと思ってまだ入手していなかった本です。今日は今年フランスの出版社より発売された拙著を置かせていただきました。"Qui Suis - Je？"とは 我なにものぞ？ というイミのフランス語です。オリジナルのタングラムパズルを用いて様々な形をつくり、それをストーリーに仕立てました。ひとつの正方形（＝1人格）が変化していく話ですが、パズルを切りとって自分で形をつくって遊ぶこともできます。現在のところ日本では販売されていないので、この機会に見ていただければ嬉しいです。

佐野京子 様

『淳之介さんのこと』
「ねむの木学園」を設立、支えた“三つの約束”言葉の強さ。本当の「やさしさ」とは。
十年前に出逢った本です。ガン闘病生活は当時と今とは、少し違うやもしれませんが、変わらぬ愛する形が、そして死を迎える姿が、丁寧に描かれています。

『Qui Suis - Je』
愛する小さいひとへ、今日この一冊を持ち帰らせて戴きます。（美しいので、色紙を切り抜きます）

鈴木英怜那　様（学生）

『モモ』
小学校３年生の時に、とほうも無く長い時間をかけて読んだ、私にとって最初の長編小説です。今まもふとした時に内容を思い出してしまいます。

『淳之介さんのこと』
本のやさしい雰囲気やところどころに引いてある波線が印象的だったためえらびました。

八重樫典子 様　（デザイナー）

最近、本を300冊くらい、売ったり、譲ったり、捨てたりした中で、手元に残しておきたいと思って持っていた1冊です。後半に、ちょうど本について書かれたところがあってぴったりだと思いました。くすっと笑える素敵な本です。
「モモ」は、たぶん日光によるヤケなのでしょうけれど、オレンジのグラデーションにひかれて、選びました。

そがさやか 様　（会社員）

ページをめくるたび、ワクワクして、とびだす絵本が大好きです。この本で充分わたしはワクワクしたので、だれかにワクワクしてもらえれば、うれしいです。

交換した本は、表紙の写真が気になって、交換しました。

タムカイアイコ 様　（デザイナー）

元々この本のもととなったＴＶ番組の視聴者でした。難しそうで「どうも手が出ない…」という本への出会いをつくってくれました。

出会った本は、私自身ペーパーアートをやっているので、不思議にひきつけられた本でした。可愛がりたいです。

フジイミヨコ 様　（デザイナー）

厚い本が好きなのでタイトルでひかれ、前文の「活字の闇をさまよなさい」で決めました。横組みの本は読むのが苦手なのですが、読みやすそうで楽しみです。

持ってきたのは『神様2011』です。今、読むべき本だと思いました。ブックデザインは名久井直子さんです。デザインやイラストも楽しめます。

星野 様　（デザイナー）

『ぼくは勉強ができない』は私が今まで一番人にプレゼントした本です。高校生の男の子が主人公のお話ですが、自分が男の子だったらどうだったろう？だとか、いつ読んでも発見があります（誰にでも読んでほしい本です）。

『神様』は教科書に載っていてすきになった作品なので『神様　2011』も読まなくちゃ、と思っていた1冊です。