本は「鏡」です
本、それは一体だれのものなのでしょうか。作家のもの、読者のもの、編集者のもの、みんなのもの、あるいはだれのものでもないのかもしれません。一つ言えることは、本はそれぞれの人の内面を写す鏡のようなものです。なぜなら、読む人の想像力、経験、人柄などに描写が委ねられているからです。また、本を読んでいる時には、誰しもが無防備な状態であります。口を開けていたり、うとうとしたり、文字に集中したりする、その姿勢がありのままの自分なのです。今回私は、作家たちの内面が浮き彫りになっている小説を選びました。これからも長く読み継がれていかれるであろう、普遍的なテーマが描かれた本ばかりです。これを読んで、感じるその心がきっとあなたそのものなんだと思います。自分を見つめる、心を見つめる、人を見つめる、そんなひとときを楽しんではいかがでしょうか。
(SPBS書店スタッフ/岩岡将宏)
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